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チェンソーマン/天使の悪魔エンジェル性別と死亡理由!かわいい魅力と能力も解説

公安対魔特異4課で活動する天使の悪魔エンジェルは、『チェンソーマン』の登場キャラクターの中でも特に印象的な存在です。

頭上に輝く天使の輪と背中の羽根を持ちながら、その正体は悪魔という矛盾した設定が読者の興味を引きます。

中性的な美しさから性別を誤認されることも多く、初見では女性キャラクターだと思った人も少なくないでしょう。

早川アキ(はやかわあき)の後任バディとして紹介されたエンジェルですが、2人の関係は当初険悪なものでした。

しかしある出来事を境に深い絆で結ばれていきます。

また、マキマとの間には壮絶な過去が隠されており、その真相が明らかになる場面は作中でも特に印象深いシーンの一つです。

この記事では、『チェンソーマン』の天使の悪魔エンジェルの性別と死亡理由、かわいい魅力と能力について解説します。

 

 

エンジェル死亡の真相と最期の場面

作中でエンジェルが明確に死んだ場面は描かれていません。

ただしマキマとの契約内容を考えると、デンジがマキマを倒した時点でエンジェルの命も尽きたと推測できます。

支配の悪魔との繋がりは、想像以上に深いものだったのです。

 

マキマへの反撃と再支配

失われた記憶が蘇った瞬間、エンジェルは自分が犯した罪を知ることになります。

愛していた村の人々を、自らの手で殺してしまっていたという衝撃の事実でした。

9巻75話でのこの場面は、読者に強い印象を残しています。

10年分の寿命で作った武器を口に咥え、エンジェルはマキマに斬りかかりました。

しかし攻撃が届くことはありません。

なぜなら、その時点でもまだエンジェルはマキマの支配下にあったからです。

支配の悪魔が持つ力は絶対的なものでした。

自分より弱い者を完全に操れるこの能力の前では、抵抗する術がありません。

エンジェルは「全てを捧げる」という言葉を無理やり口にさせられ、完全にマキマの所有物となってしまいます。

 

全てを捧げる契約の意味

「全て」という言葉には、エンジェルの命も含まれていたはずです。

実際、その後のエンジェルはマキマの腹部から伸びる鎖のようなもので繋がれた姿で登場します。

もはや独立した個体ではなく、マキマの一部と化していたのです。

銃の悪魔、チェンソーマン、パワーとの戦闘において、マキマは何度もエンジェルの寿命武器を使用しました。

11巻89話でマキマの頭上に天使の輪が現れたことからも、2人が一体化していることがわかります。

デンジによってマキマが倒されたのは1部の終盤です。

このタイミングで、エンジェルも同時に死を迎えたと考えるのが妥当でしょう。

支配者が消滅すれば、支配されていた存在も消えるという理屈です。

 

中性的な外見に隠された性別の真実

実はエンジェルは男性です。

しかしその事実を知らない読者は非常に多く、マキマが「彼」と呼ぶまで気づかなかった人がほとんどでしょう。

それほどまでにエンジェルの容姿は中性的で、女性と見間違えるほど美しいものでした。

 

女性と間違えられる容姿の特徴

身長155cmという小柄な体格に、華奢な体つき。

これだけでも女性的な印象を与えます。

さらに腰まで届くピンク色の長髪が、その印象を決定的なものにしていました。

整った顔立ちは中性的な美しさを備えており、性別の判別を困難にしています。

主人公のデンジすら、初対面では女性だと勘違いしていたほどです。

頭上の天使の輪と背中の羽根という特徴的な部位を除けば、人間の少女と何ら変わりない外見といえます。

アキと並んで歩く姿は、まるで恋人同士のようでした。

2人の身長差や雰囲気が、そうした印象をさらに強めていたのでしょう。

 

公安所属の男性悪魔という正体

エンジェルの性別が男性だと判明したのは、マキマの発言がきっかけです。

彼女は4課において岸辺(きしべ)隊長に次ぐ強さを持つのは「彼」だと言及しました。

この一言で、読者はようやくエンジェルが男性だと知ることになります。

公安対魔特異4課に所属する悪魔という立場でありながら、人間への敵意を全く見せません。

これは悪魔としては極めて異例のことです。

「働くくらいなら死んだ方がマシ」と口にするほど怠惰な性格で、仕事への熱意は皆無でした。

常に気だるそうな雰囲気を漂わせ、やる気を見せることがありません。

しかし「人間は苦しんで死ぬべき」と悪魔らしい発言をする一方で、実際の行動は人間を思いやるものばかり。

この矛盾こそが、エンジェルという存在の複雑さを表しています。

 

寿命を奪う能力の仕組みと戦闘力

直接肌に触れることで相手の寿命を吸い取る。

これがエンジェルの持つ能力です。

奪った寿命は体内に蓄積でき、それを材料として武器を作り出せます。

 

直接触れることで発動する力

素肌同士が接触した瞬間、能力が発動します。

服の上からであれば問題ありませんが、手や腕などに直に触れられると即座に寿命が奪われてしまうのです。

この恐ろしい力を、エンジェル自身が最もよく理解していました。

だからこそ人との接触を避けようとします。

相手を傷つけたくないという思いから、触れられそうになると拒絶する姿が何度も描かれていました。

武器を生成する際も「ごめん皆…使わせてもらうよ」と謝罪の言葉を口にします。

命を奪わなければ使えないこの能力に、本人が罪悪感を抱いていたことは明らかです。

仕事で使わざるを得ない状況でも、犠牲になった人々への配慮を忘れない優しさがありました。

 

使用した寿命量で変わる武器の形状

武器を作る際、「○年使用」という形で寿命量を指定します。

投入する寿命の年数が多いほど、威力も形状も変化していくという特徴を持っています。

5年分で作った武器は槍に似た単純な形でしたが、10年分になると柄のデザインに洗練さが見られます。

100年分では太古の文明を思わせる古代的な見た目に変わり、1000年分に至っては神話に登場するような武器となりました。

特に1000年分の武器は人智を超えた形状をしており、攻撃時には時空が歪むほどの力を発揮します。

弱体化していたとはいえ、チェンソーマンを一撃で吹き飛ばした威力は圧倒的でした。

アキが使っていた日本刀もエンジェルが作ったもので、実体のない存在も斬れる特殊な性能を持っています。

 

岸辺に次ぐ実力者としての評価

マキマによれば、エンジェルの実力は4課内で岸辺に次ぐものだといいます。

岸辺は「最強のデビルハンター」の異名を持つ人物です。

デンジとパワーが2人がかりで挑んでも全く相手にならなかったほどの強者でした。

その岸辺に次ぐということは、エンジェルも相当な戦闘力を秘めていることになります。

本気を出せば高い能力を発揮できるはずですが、本人が仕事に消極的なため実力を見せる機会は限られていました。

それでも寿命武器という能力自体が破格の性能を持っています。

やる気さえあれば、作中でも上位に入る強さを誇れたかもしれません。

 

漁村の惨劇とマキマに操られた過去

南国の小さな漁村で、エンジェルは人間たちと穏やかな日々を送っていました。

しかしマキマの出現によって、その平和は無残に破壊されます。

大切な人々を自分の手で殺すという、想像を絶する悲劇を味わうことになったのです。

 

恋人と暮らした平和な日々

海辺の集落で生まれたエンジェルは、村人たちから温かく迎え入れられました。

言葉の使い方や泳ぎ方を教わり、人間と同じように暮らしていきます。

そんな生活の中で、特別に想いを寄せる女性が現れました。

記憶の中に残るその女性の姿は、エンジェルにとってかけがえのないものです。

平穏で幸せな毎日が、永遠に続くと信じていたことでしょう。

9巻74話でマキマとアキのやりとりを目撃したことが引き金となり、封印されていた記憶が蘇ります。

愛していた恋人のことすら忘れていた自分に、エンジェルは戸惑いを隠せませんでした。

なぜこんな大切な記憶を失っていたのか。

その答えは、次の瞬間明らかになります。

 

支配の力で村人を殺害させられた記憶

記憶の中にマキマが現れました。

彼女はエンジェルの能力に興味を持ち、それを見せるよう要求します。

しかしエンジェルは拒否しました。

「嫌だよ。僕の力は死を呼んでしまうんだ」と抵抗します。

ところがマキマは即座に「キミの力を私に見せて。これは命令です」と告げました。

支配の力が発動した瞬間、エンジェルは自分の意思で動けなくなります。

操り人形のように動かされ、愛する村人たちから寿命を奪っていきました。

大切な人々を次々と殺していく自分の手。

この地獄のような光景は、エンジェルの心に深い傷を残したはずです。

さらにマキマはこの記憶を消去し、都合のいい偽の記憶を植え付けました。

こうしてエンジェルは公安へ連れていかれ、デビルハンターとして働かされることになったのです。

働くことに消極的だったのは、記憶が消されていても本能的にマキマへの嫌悪を感じていたからかもしれません。

 

アキとバディになった経緯と信頼の変化

姫野(ひめの)先輩の死後、アキの新しいバディとして選ばれたのがエンジェルでした。

真面目で熱心なアキと、怠惰で非協力的なエンジェル。

2人の相性は最悪といってよかったでしょう。

 

命を懸けた救出で芽生えた絆

転機が訪れたのはレゼ編です。

レゼの配下である台風の悪魔が放った暴風によって、エンジェルは空中へ吹き飛ばされそうになります。

これが死期だと悟ったエンジェルは、服をつかんで助けようとするアキを振り払おうとしました。

触れれば寿命を奪ってしまうため、アキを巻き込みたくなかったのです。

しかしアキは寿命が削られることを承知で、エンジェルの手首を直接つかみました。

必死に引き上げようとするアキの姿を見て、エンジェルは大きな衝撃を受けます。

自分の命を犠牲にしてまで救おうとしてくれた。

この行動が、2人の関係を根本から変えることになりました。

 

対立から強い信頼関係への発展

台風の悪魔との一件以降、エンジェルの態度は一変します。

バディとして本気で協力するようになり、アキとの信頼関係が深まっていきました。

当初は「フリでもお前とは仲良くなれない」とアキに言われるほど険悪だった関係が、強い絆で結ばれたのです。

闇の悪魔との戦闘で両腕を失ったエンジェルは、デビルハンターを続けられなくなる危機に直面します。

公安から処分される可能性もありました。

そんな状況でアキは、エンジェルが公安に残れるよう推薦状を書いてくれます。

未来の悪魔から自分の死が近いと告げられていたにもかかわらず、アキはエンジェルのことを最優先に考えたのです。

この優しさに応えるため、エンジェルはアキを生かす方法を探そうとマキマへの相談を提案しました。

互いのために行動する2人の姿から、深い信頼が感じられます。

 

両腕を失った理由と治らない謎

サンタクロースの策略で地獄へ落とされたエンジェルは、そこで闇の悪魔と遭遇します。

根源的恐怖を司る超越者の前では、どんな実力者も無力でした。

 

闇の悪魔による圧倒的な攻撃

8巻64話に登場した闇の悪魔は、別格の存在です。

4課で岸辺に次ぐ強さを持つエンジェルでさえ、この悪魔の前では何もできません。

考える暇も与えられず、その場にいた全員の両腕が一瞬で切り落とされました。

さらにエンジェルは睨まれただけで倒れてしまいます。

口・目・鼻から血を流し、意識を失ったのです。

地獄で最も恐れられる闇の悪魔の力は、想像を絶するものでした。

マキマの尽力によって一行は現世へ帰還し、治療を受けます。

コベニとパワーは両腕が完治し、アキも片腕が治りました。

しかしエンジェルだけは、両腕が失われたままだったのです。

 

血を飲まなかった可能性と死への願望

悪魔は血を飲めば失った部位を再生できるはずです。

それなのにエンジェルの腕が治らなかったのは、2つの理由が考えられます。

特殊な体質を持つ悪魔だったか、あるいは自ら血を飲むことを拒んだかです。

エンジェルは以前から「死にたい」という言葉を口にしていました。

台風の悪魔に吹き飛ばされた時も、アキの寿命を知った時も、同じことを言っています。

腕を治さなければこのまま死ねると考えた可能性があるのです。

記憶は消されていても、愛した人々を殺した罪悪感だけは心に残っていたのかもしれません。

その罪を犯した腕も、自分という存在も、消してしまいたかったのではないでしょうか。

武器を作る能力者でありながら、武器を扱えない体になってしまったエンジェル。

実質的にデビルハンターとしては引退せざるを得ない状態でした。

 

天使という名前に込められた意味

『チェンソーマン』の世界では、人間が恐怖する対象から悪魔が生まれます。

天使の悪魔は、人間が天使に対して抱く恐怖から誕生した存在なのです。

 

死を告げる使者への恐怖

天使といえば、死の間際に現れる存在として語られることがあります。

魂を導くため、天から舞い降りてくる使者というイメージです。

人間にとって死は最大の恐怖であり、それを告げる天使への恐れが天使の悪魔を生み出しました。

エンジェルが持つ「人の命を奪う」という能力も、この死のイメージから生まれたものでしょう。

天使と死が結びついたイメージこそが、エンジェルという存在の本質を形作っているのです。

 

人間の恐怖心が生み出した悪魔

6話では、悪魔が「人間を嫌う本能」を生まれながらに持っていることが明かされています。

これは全ての悪魔に共通する特性です。

エンジェルも「人は苦しんで死ぬべき」と悪魔らしい発言をしますが、これは性格ではなく本能によるものでした。

しかし他の悪魔と比較すると、エンジェルは人間に友好的です。

誰かを傷つけることを嫌い、能力の使用にも消極的でした。

天使という名前を持ちながら悪魔として生まれた矛盾が、エンジェルの複雑な性格を作り上げているといえます。

 

かわいい見た目と義理堅い性格の魅力

ピンク色のロングヘアに小柄な体格、そして整った顔立ち。

エンジェルの外見は、多くの読者を魅了しました。

初登場時は性別不明で、デンジも女性だと勘違いしていたほどです。

 

気だるげな態度の裏側にある優しさ

「働くくらいなら死んだ方がマシ」と言い放ち、常に面倒くさそうな雰囲気を漂わせるエンジェル。

仕事に対する姿勢は極めて消極的で、本気を出そうとしません。

しかしこの怠惰さは、生きることへの執着がない破滅的思考から来ているものでした。

自分の能力に対する忌避感も、根底にあったはずです。

寿命武器を使う時は犠牲者に謝罪し、人との接触も避けようとします。

相手を傷つけたくないという優しさが、その行動から感じられるのです。

悪魔でありながら人間への思いやりを持つエンジェルの姿は、作中でも特に印象的でした。

 

仲間を守るために見せた勇敢な姿

レゼ編で命を救われるまで、エンジェルはアキに協力的ではありませんでした。

しかし救出をきっかけに変わり、信頼できるバディへと成長していきます。

最期の場面では、マキマに支配されそうなアキを守ろうとしました。

両腕を失った状態にもかかわらず、マキマに立ち向かう勇気を見せたのです。

自分の命が危険にさらされることを理解しながらも、仲間を守ろうとする姿勢は勇敢でした。

初登場時の気だるげで消極的な態度からは想像できない、義理堅く勇敢な一面。

このギャップがエンジェルの大きな魅力となっています。

外見のかわいらしさと内面の優しさ、そして仲間思いの性格が組み合わさり、『チェンソーマン』でも特に人気の高いキャラクターとなりました。

 

第2部での復活と再登場の可能性

明確な死亡描写がないものの、マキマに「全てを捧げる」契約をしたことから、マキマと運命を共にしたと考えられます。

しかし悪魔には特別な仕組みがあるのです。

 

悪魔が持つ輪廻転生の特性

エンジェル自身が説明していたように、悪魔は地獄と現世を行き来します。

現世で死ねば地獄に蘇り、地獄で死ねば現世に蘇るという輪廻転生のシステムです。

人々がその名前を恐れ続ける限り、何度でも新しい個体として復活できます。

つまり天使の悪魔も、真の意味で消滅することはありません。

ただし輪廻転生する際、前世の記憶は失われてしまいます。

エンジェルが村での出来事を忘れていたのも、この仕組みによるものでした。

 

転生後の登場に対する期待

マキマは支配の悪魔として第2部でナユタという姿で転生し、再登場しています。

同様に、天使の悪魔が第2部で転生する可能性は十分にあるでしょう。

転生後のエンジェルは以前とは違う姿をしているかもしれず、記憶も持っていないはずです。

しかし悪魔としての本質は変わらないため、人間に友好的な性格が残っている可能性もあります。

見た目が変化していても、心の優しさだけは変わらないまま復活してほしいと多くのファンが期待しています。

第2部でのエンジェルの再登場を、読者は心待ちにしているのです。

 

まとめ

『チェンソーマン』の天使の悪魔エンジェルは、中性的な美しい容姿から性別を誤認されやすい男性の悪魔です。

触れた相手から寿命を奪い武器を作る強力な能力を持ち、公安対魔特異4課では岸辺に次ぐ実力者として認められていました。

マキマに支配され愛する村人を殺害させられた壮絶な過去を持ち、その記憶は封印されたまま公安で働いていました。

早川アキとは最初対立していましたが、命を懸けた救出を機に深い信頼で結ばれます。

闇の悪魔に両腕を奪われ、最終的にはマキマに「全てを捧げる」契約をさせられて死亡したと推測されますが、悪魔の輪廻転生により第2部で復活する可能性も残されています。

気だるげな外見の奥にある優しさと義理堅さが、エンジェルの最大の魅力といえるでしょう。