『Re:ゼロから始める異世界生活』（リ・ゼロからはじめるいせかいせいかつ）、略して『リゼロ』の登場人物、ガーフィールは粗野で義理堅いキャラクターとして知られています。
強欲の使徒の一人であり、変身して獣の姿になることもできるガーフィールは、その能力も非常に顕著です。
この記事では、ガーフィールがどのようにして強欲の使徒となり得たのか、また、両親や姉・フレデリカとの関係やその強さや能力について詳しく解説し、ガーフィールの印象的な台詞やシーンも振り返ります。
- 【リゼロ】ガーフィールは強欲の使徒
- ガーフィールの強さと獣化能力について
- ガーフィールと他キャラクターの強さ比較
- ガーフィールとフレデリカや他キャラクターとの関係性
- ガーフィールの創作慣用句と名セリフ集
- ガーフィールの重要シーン集
- ガーフィールの声を担う声優情報
- ガーフィールの人気と評価
- まとめ
【リゼロ】ガーフィールは強欲の使徒
ガーフィールは『リゼロ』のアニメ第2期後半で初めて登場する、新たなキャラクターです。
荒々しい振る舞いが特徴で、聖域を訪れるスバルと最初は敵対します。
それでも終わりにはスバルと共に行動をともにし、エミリア陣営の中で最も強力な戦士の一人として知られるようになります。
このセクションでは、ガーフィールのバックグラウンドと強欲の使徒へと至る経緯を詳しくご紹介します。
さらに、ガーフィールについての情報とともに、『リゼロ』の全体像についても簡潔にまとめています。
ガーフィールのプロフィール詳細
『リゼロ』に登場するガーフィールは、獣人種族のハーフである父と人間の母から生まれた獣人のクウォーターです。
ガーフィールの年齢は14歳で、顔の額に目立つ大きな傷があり、逆立つ短い金髪が彼の外見の特徴です。
ロズワールが支配する聖域の守り手として、自身を「聖域の最強の盾」と称することを厭わないほどです。
体格はそれほど大きくないものの、ガーフィールは荒々しいオーラを纏い、出会う人々は彼が凡ならぬ存在であることを直感します。
ガーフィールは義理堅く、また読書好きという一面も持ち合わせています。
読書を愛するが故に、話す際には自作の慣用句をよく引用することがガーフィールの習慣となっています。
ラムとは長い付き合いで、ガーフィールはラムへ深い感情を抱いています。
強欲の使徒となった経緯
幼少期のガーフィールは、聖域に閉じ込められた人々を救出するため、聖域の試練に挑戦しました。
最初の試練でガーフィールは、自身の母親が死亡した過去の出来事を知ることとなります。
聖域を離れようとした母親は、外に出た直後に発生した土砂崩れで亡くなっていたのです。
この事実に深く動揺したガーフィールは、聖域の墓所から一歩も外に出られなくなり、後にリューズ・シーマによって外へと導かれました。
この墓所に足を踏み入れたことが契機で、ガーフィールは強欲の使徒となりました。
この新たな立場から、リューズ・メイエルの複製体を率いる権限も得ることになります。
母の死の衝撃で外界が危険であるという認識が強まり、聖域の住民を守るため、ガーフィールはより一層の訓練に打ち込むようになりました。
『リゼロ』の世界
2012年にウェブ小説サイト「小説家になろう」で連載が始まった『Re:ゼロから始める異世界生活』は、リゼロとして広く親しまれ、多くのファンに愛されています。
2016年のアニメ放送開始以降、さらに多くの視聴者に認知され、その人気は一層加速しました。
異世界へと転生した主人公が直面する困難や、入り組んだ物語、魅力的なキャラクターたちは多くのファンを引きつけ続けています。
『リゼロ』のストーリー概要
主人公、ナツキ・スバルは引きこもりの高校生で、突如として異世界へ転移してしまいます。
この新しい世界で、スバルはハーフエルフの少女・エミリアと出会い、彼女が失くしたものを探す手伝いをすることになります。
その過程で徽章を取り戻そうとした際に、未知の敵に襲われ命を落とすも、目覚めたときには転生した直後の場所に戻っており、「死に戻り」という能力を得ていたことに気づきます。
ガーフィールの強さと獣化能力について
強欲の使徒・ガーフィールは顕著な戦闘力を誇ります。
ガーフィールは獣人のクウォーターとして本来から高い戦闘力を有しており、聖域での日々の訓練を欠かしません。
加えて、地霊の加護と獣化する能力を持つことが、ガーフィールの強さをさらに増しています。
このセクションでは、ガーフィールが持つ地霊の守護と獣化の具体的な能力について解説していきます。
ガーフィールの特殊能力
強欲の使徒であるガーフィールの戦闘能力は、日常的な厳しい鍛錬が基盤となっていますが、
- 地霊の加護
- 獣化能力
がガーフィールの力の核心を形成しています。
この部分では、『リゼロ』におけるガーフィールが有する地霊の加護と獣化能力に焦点を当てて説明します。
地霊の加護
『リゼロ』でガーフィールが授かっている地霊の加護は、非常に強大な効果を持っています。
この加護により、ガーフィールが大地に接触している限り、大地からマナを吸収し、自身の傷を治癒することが可能です。
その結果、戦闘中に受けたダメージも、地からマナを得ることで迅速に回復し、戦闘を持続することができます。
地霊の加護は、マナ補給を通じて攻撃力を増強する機能も持ち合わせています。
ガーフィールはこのマナを利用して、大地を隆起させたり陥没させるような地形変化を引き起こすことが可能です。
水属性に対する適性を持つ彼は、治癒魔法の訓練にも熱心に取り組んでおり、そのため回復魔法も巧みに扱えます。
獣化能力
ガーフィールはもともと非常に強力な攻撃力を持っており、普段の姿でも一撃で大木を倒すことができます。
ガーフィールが獣化し、虎の形態に変身すると、その強さはさらに増幅されます。
『リゼロ』の物語の中で、獣化した虎の姿のガーフィールはエルザや魔獣といった強敵を打ち破っています。
ただし、獣化すると理性を保つことが難しくなるため、虎に変身した状態のガーフィールは自己の力を完全に制御することができず、力を抑えることができません。
ガーフィールと他キャラクターの強さ比較
『リゼロ』の世界にはガーフィール以外にも、多くの強力なキャラクターが存在します。
例えば、獣魔を一撃で倒すロズワール、スバルを執拗に追跡する暗殺者エルザ、無敵と称される英雄ラインハルト、そしてヴァラキア帝国の英雄クルガンなどがいます。
このセクションでは、これらのキャラクターとガーフィールの戦闘力を比較し、彼らの強さを相対的に評価してみます。
ロズワール対ガーフィール
ガーフィールは、ロズワールとの戦闘で敗北しています。
彼はスバルと共に、聖域で療養中のロズワールのもとを訪れましたが、この際ロズワールの策略により命を落としました。
具体的には、ロズワールはラムを利用してガーフィールの視界を遮り、彼が警戒を緩めた隙にラムと共にガーフィールに致命的な一撃を加えました。
この戦い方は、ロズワールの計算高さと冷酷さを示しています。
しかし、ロズワールはガーフィールの実力を非常に高く評価しています。
ロズワール自身、武術にも長けており、魔法使いとしての能力もグルニカ王国でトップクラスです。
そんなロズワールが、作中でガーフィールについて
「自分でも敵わない」
と述べていることから、ガーフィールの戦闘力の高さがうかがえます。
エルザとの対決
ガーフィールは、暗殺者エルザとの戦いで勝利を収めました。
エルザは英雄ラインハルトとの戦いを生き延び、さらにベアトリスを打ち倒し、スバルの前に立ちはだかるほどの強力な敵です。
ガーフィールは人間の姿のままで、小刀を駆使するエルザと互角に渡り合いました。
戦いはエルザとメイリイ姉妹との2対1の状況へと発展しましたが、獣化し虎の形態になったガーフィールは、メイリイが操る魔獣をエルザに投げつけ、彼女を撃破することに成功しました。
ラインハルトとの対決
ガーフィールは、ラインハルトに挑戦し敗北を喫しました。
聖域を離れた後、エミリア一行と共に水門都市プリステラを訪れた際、ラインハルトとの戦いではガーフィールは全く歯が立ちませんでした。
通常、ラインハルトは強敵との対決時には竜剣を抜いて戦いますが、ガーフィールとの戦いでは竜剣を抜くことすらなく、戦闘を終えました。
この出来事から、ラインハルトとガーフィールの間には顕著な実力差が存在していたことが伺えます。
クルガンとの戦い
ガーフィールは、復活したヴァラキア王国の英雄・クルガンとの戦いで最終的に勝利を収めました。
初めての対決ではクルガンの圧倒的な力に手も足も出ず、逃げ延びる形となりましたが、2度目の対戦では非常に苦しい戦いの末に勝利しました。
クルガンはヴィルヘルムとも互角に渡り合った強敵で、2度目の対戦ではガーフィールがほとんど動けないほど強く打ちのめされました。
最終的に追い詰められたガーフィールは、絶体絶命の状況から気力を振り絞り、クルガンに決定的な噛み付きを決めて戦いを制しました。
ガーフィールとフレデリカや他キャラクターとの関係性
ロズワールが支配する領地内の聖域に住む獣人のクウォーターであるガーフィールは、多くの試練を乗り越えてエミリア陣営の一員となりました。
このセクションでは、ガーフィールと『リゼロ』に登場する女性キャラクターたち―フレデリカ、ラム、ミミ―との関係を詳細に探ります。
ガーフィールとフレデリカの兄妹関係
ロズワール邸のメイドとしてスバルたちが聖域に行く前に登場したフレデリカは、実はガーフィールの姉にあたります。
二人の母親はリーシアで共通していますが、父親が異なるため、ガーフィールとフレデリカは異父姉弟という関係になります。
フレデリカの金髪とギザギザの歯はガーフィールと似ており、スバルにもすぐに彼女がガーフィールの姉であることが見抜かれました。
異なる父親の影響か、獣化する際の姿も異なり、ガーフィールは虎の姿に、フレデリカは豹のような姿に変身します。
強さにおいてはガーフィールがフレデリカを上回り、彼が打ち破ったエルザに対し、フレデリカはスバルが何度も「死に戻り」する中で繰り返し敗れています。
また、行動面でも二人の間には大きな違いがあります。
ガーフィールは聖域を守るために聖域内に留まる決意を固めていますが、フレデリカは外の世界へ旅立ちました。
これはフレデリカが聖域がいずれ解放されると信じ、解放された後の聖域住民の生活をより良くするために、早めに行動を起こしたためです。
ガーフィールとラムの絆
ガーフィールとラムは、幼い頃からの古い知り合いです。
ラムは一見言葉がきつく近寄りがたい性格ですが、彼女の内面の優しさをよく理解しているガーフィールは、ラムに深い愛情を抱いています。
『リゼロ』のSSでは、アニメ版と比べてもさらに積極的に描かれており、ガーフィールはラムに何度もプロポーズを試みています。
しかし、ラムの心はロズワールに向けられており、他の異性にはほとんど興味を示さず、そのためガーフィールの想いはなかなか受け入れられていません。
ガーフィールとミミの複雑な関係
ラムへの片思いを抱えるガーフィールに向けて、別の女の子の想いも芽生えています。
アナスタシア陣営の「鉄の牙」副団長であるミミは、アナスタシアの命令でロズワール邸を訪れた際にガーフィールに一目惚れしました。
明るく天真爛漫な性格のミミはその後、積極的にガーフィールに接近を試みます。
しかし、ミミのあまりの前向きさに、ガーフィールはミミが何らかの敵意を持っているのではないかと誤解することもありました。
ガーフィールの創作慣用句と名セリフ集
リゼロにおけるガーフィールは、その荒々しい性格が際立つキャラクターですが、読書好きという意外な一面も持っています。
特に英雄譚を好んで読む彼は、読書の影響で自ら創作したことわざを会話の中で巧みに使います。
このセクションでは、ガーフィールが展開する独自のことわざを交えたユニークな名セリフを5つピックアップして紹介します。
「崖を背負うミデンに逃げ場なし」
「崖を背負うミデンに逃げ場なし」
という言葉は、ガーフィールが使った独自の表現で、一見するとその意味が掴みにくい迷セリフの一つです。
このフレーズは、追い詰められた状況、つまり「これ以上後ろには退けない」という極限状態を示しており、自身が進むしかないときの覚悟を決める際に彼が用いることばです。
ガーフィールは、このような独特の言い回しを頻繁に使用します。
スバルはガーフィールのそうした意味不明な表現に対して、
「翻訳機能がバグってんじゃねえのか」
と皮肉を込めた反応を返しています。
このやりとりは、二人の関係性のユーモラスな側面を示しており、物語に軽快な味わいを加えています。
「ホーシンのバナン落陽」
「ホーシンのバナン落陽」
というフレーズは、その意味が直感的には掴みにくいものですが、実は弱者が強者を倒す、いわゆるジャイアントキリングを象徴しています。
この表現は、弱者の商人ホーシンが小国バナンを打ち倒したという伝説に由来しており、主に降伏か徹底的な攻撃かの選択を迫る状況で使用されます。
ガーフィールはこの言葉を戦略的な文脈で巧みに用いることで、相手に強烈なプレッシャーを与えることができます。
「正直で素直なリブリブ」
「正直で素直なリブリブは騙されても幸せ」
という言葉は、正直さと素直さがもたらす幸福感について語っています。
このフレーズは、たとえ騙されることがあっても、正直で素直な心持ちがあれば最終的には幸せを感じることができるという考えを表しています。
この言葉は「ホーシンの…」と比較して、その意味がより直接的で理解しやすいことから、聞き手にはすぐに響くメッセージとして伝わります。
「穴だらけのマグマリンが笑う」
「穴だらけのマグマリンが笑う」
という言葉は、攻撃を受けたもののダメージが全くないという状況を表しています。
このセリフは、戦闘中に相手の攻撃が効かなかったことを示す際に使用されるもので、ガーフィールが戦闘相手に対して、自らの堅牢さをアピールするための格言です。
この表現は、攻撃を受けても微動だにしない強さを持つガーフィールの性格を象徴しています。
「折れる骨の音もまた愛の証である」
「折れる骨の音もまた愛の証である」
というセリフは、親愛なる人のために全力を尽くす姿勢を表しています。
この言葉は、愛情を示すためには時に大きな犠牲や苦痛を伴うことを意味し、その過程で生じる困難や痛みが、その愛の深さを証明するという考えを込めています。
ガーフィールの荒々しいキャラクターから来るこの表現は、彼の情熱的で力強い性格をよく示しており、聞く者に強い印象を残します。
ガーフィールの重要シーン集
ガーフィールはスバルたちが聖域を訪れた際に、初めて登場するキャラクターです。
初めはスバルたちに対して敵意を抱き、何度か衝突するものの、次第にエミリア陣営の一員として重要な役割を果たすようになります。
このセクションでは、リゼロの小説やサイドストーリー(SS)において、ガーフィールがどのような状況で登場し、物語にどのように影響を与えるのかを詳しくまとめています。
ガーフィールとラムの複雑な愛情関係の序章
アニメではガーフィールがラムへの強い愛情を公開的に表明しているが、リゼロのSS『拗れ拗れ拗れの恋事情』では二人の間のロマンスが展開されます。
最初にラムと出会った時、ガーフィールは彼女にすぐに心を奪われました。
ガーフィールは、ラムと会う度に結婚を申し込むほど夢中になっていますが、ラムにはその度に断られています。
ラムの影響でガーフィールが読書を始めたことになります。
ラムとの関係が進展し、会話もスムーズになりつつあるものの、ラムの話す内容の一部が理解できずにいたガーフィールは、姉のフレデリカから送られた本を読むことにしました。
ラムを想って奮闘するガーフィールの姿が描かれています。
ロズワールがラムの角の治療を行っているのを見て誤解したガーフィールが獣化し、ロズワールに向かって襲いかかるエピソードが描かれています。
また、クレマルディの森にある白雪桜をレムとラムに見せた後、ラムから膝枕というご褒美をもらったエピソードも描かれています。
第4章「聖域と強欲の魔女」
ガーフィールは、リゼロの第4章「聖域と強欲の魔女」で物語に初めて登場します。
聖域の解放に反対し、スバルとその仲間たちの前で障壁となります。
記憶に残る初登場で、パトラッシュとオットーを力強く吹き飛ばし、墓所から現れたスバルを攻撃しようと試みます。
スバルが聖域を訪れてからは2回命を落とし、3週目に入るとガーフィールはスバルたちとの戦闘を開始します。
オットーとパトラッシュを殺害し、スバルに襲い掛かろうとしますが、スバルが転移するため逃がしてしまいます。
4週目に入ると、ガーフィールは戦死する運命にあります。
エミリアがサテラに憑依され、嫉妬の魔女と化すのを目の当たりにしたガーフィールは、嫉妬の魔女と戦うためリューズの複製体21体と共に立ち向かいますが、最終的には敗北し命を落とします。
5週目では、ロズワールによってガーフィールは殺害されてしまいます。
ラムを盾にして、彼女と一緒にロズワールに手刀で貫かれるガーフィール。
ラムの死を嘆き、水魔法を使って彼女を治療しようと試みるも、ロズワールによる蹴りで頭部を破壊され、ガーフィールは命を落とします。
6週目に入ると、ガーフィールは再びスバルの前に立ちはだかります。
しかし、スバルたちとの戦いでは敗れています。
オットーとラムの攻撃を受けて一度は敗れたガーフィールが、立ち直ってスバルに戦いを挑むも、怠惰の魔女因子を吸収したスバルの見えない手による一撃で再び敗れました。
その後、ガーフィールは試練に挑み、見事にクリアし、母親の死というトラウマを乗り越えてエミリア陣営に加わります。
ロズワール邸での出来事では、暗殺者エルザとの死闘を展開し、メイリイと協力して彼女を撃破しています。
外伝「エミリア陣営大反省会」
リゼロ外伝「エミリア陣営大反省会」では、アンネローゼから賞賛されるガーフィールの様子が描かれています。
メイザース領で連続して発生する謎の出来事の裏には、すべてロズワールが関与していたことが判明します。
しかし、スバルはロズワールに介入しないことを誓わせました。
そして、その場にいる全員から一撃ずつ受けて、ロズワールは罪を許されています。
この事実を知ったアンネローゼに褒められたことで、彼からの発言があれば、味方になるとも言われています。
エルザとメイリイ裏稼業姉妹暗殺日報4
リゼロのSS「エルザとメイリイ、裏稼業姉妹暗殺日報」でガーフィールの優しい面が描かれています。
エルザを失い、ガーフィールは条件としてメイリイを捕虜にする代わりにロズワール邸へと連れて行きました。
強がるメイリイに
「泣きたくなったら泣いてもいい」
と声をかけ、涙を見せる彼女の背中を支えて、背中合わせに寄り添いながら静かに見守っていました。
外伝「Golden Siblings」
リゼロ外伝「Golden Siblings」では、フレデリカと和解し、一緒にお出かけするもトラブルに遭遇するガーフィールのストーリーが描かれています。
久しぶりに姉のフレデリカと再会したガーフィールは、当初はどのように振る舞うべきか戸惑いましたが、フレデリカが初めてロズワール邸に来た際の戸惑いを知り、それ以後は自然に接することができるようになりました。
その後、フレデリカと共に工業都市コスツールを訪れ、魔石工場の見学を行っています。
しかし、工場内で光虫を発見し、撃退しようとして大暴れしてしまい、結果的に工場を破壊してしまいます。
これにより、ガーフィールは都市長レノ・レックスのもとへ連行されました。
その時、光虫を操っていた何者かが都市庁舎を破壊するという暴挙に出て、さらにフレデリカが連れ去られてしまいます。
そして、巨大な光の塔「大光虫」が現れました。
大光虫の対処はエミリアに任せ、ガーフィールはフレデリカの救出に向かい、無事に彼女を救出した後、大光虫との戦いに加わりました。
外伝「very very rough justice」
リゼロ外伝「very very rough justice」では、コスツールでの光虫騒動が終息した後の出来事が描かれています。
コスツールの都市長レノ・レノックスからは、騒動中の活躍に対して感謝の言葉を受けるとともに、職人たちが戻らない事実を知らされたガーフィールたち。
その後、ガーフィールはエミリアとラムと共に職人疾走事件の解決へと動き出しました。
彼らは怪しい未届けの魔功績鉱山へと乗り込み、黒幕を発見。ガーフィールがこの人物を倒し、事件を解決に導いています。
短編集5「三馬鹿が行く！土蜘蛛編」
短編集5「三馬鹿が行く！土蜘蛛編」では、オットーの里帰りにガーフィールがスバルと共に同行しています。
聖域解放後、エミリア陣営に加わったガーフィールですが、オットーとはなかなか距離が縮まらなかった。
しかし、このエピソードを通じて、オットーとの間に少し親しみが生まれたようです。
彼らがオットーの故郷に向かう途中、一行は土蜘蛛に遭遇しました。
土蜘蛛を撃退したものの、森に逃げ込まれたため、パルペットに立ち寄った後、3人は再び土蜘蛛の討伐に向かいます。
その過程でスバルが土蜘蛛に誘拐される事態に陥ります。
ガーフィールとオットーはスバルの救出に急行し、無事に彼を救出することに成功します。
この一連の出来事を通じて、自身には力以外に足りない部分があると感じたガーフィールは、オットーと「シャトランジ盤」での対戦を約束し、その結果、2人の間の距離が少し縮まったようです。
オットー・スーウェンの治政奮闘記3行目
リゼロSS「オットー・スーウェンの治政奮闘記3行目」において、ガーフィールはオットー・スーウェンと共に工業都市コスツールへと向かうことになりました。
アーラム村でラジオ体操を開催中のスバルは、王選の公約にこのラジオ体操を取り入れる計画を進めています。
スバルは、工業都市コスツールで「ラジオ体操を行うと美しくなる」という噂を広めていることをオットーに伝えました。
これを聞いたオットーは、誤解を解消するためにスバルと共にコスツールへと向かうことにしましたが、ガーフィールも彼らと一緒に行くことになりました。
ミミ・パールバトンの愛と情熱のかみつき
リゼロSS「ミミ・パールバトンの愛と情熱のかみつき」において、ミミがガーフィールに一目惚れする様子が描かれています。
アナスタシアの代理として新たなロズワール邸に訪れた鉄の牙の副団長・ミミは、ガーフィールを一目見て恋に落ちます。
しかし、ガーフィールの反応は冷たいものでした。
ミミが示す熱い視線や好意のそぶりに、ガーフィールは全く気づいていませんでした。
星々が綴る歴史
5章「星々が綴る歴史」では、アナスタシアからの招待を受けてエミリア陣営が水門都市プリステラへと出発し、ガーフィールも彼らと共に行きました。
プリステラにて、ガーフィールはラインハルトとクルガンとの対決に挑んでいます。
しかし、ラインハルトに対しては全く敵わなかったです。
水の羽衣亭で、ガーフィールはラインハルトに遭遇し、力強い一撃を放ちましたが、ラインハルトは片腕でその攻撃を阻止しました。
その後、プリステラには魔女教の憤怒、強欲、色欲、暴食の大罪司教が襲来し、ガーフィールはここでクルガンと対峙します。
初めての対決は、ミミと一緒にいた際にクルガンと遭遇し、大ピンチに陥りましたが、ミミの助けを借りて何とか切り抜けました。
この時、ミミは重傷を負い、続く2度目の対戦では、ガーフィールも再び大ピンチに陥りました。
しかし、夏にはガーフィールが獣化し、クルガンの首を噛みちぎり勝利を収めています。
さらに、ガーフィールはプリステラで亡くなったはずの母親・リーシアとの再会を果たしています。
リーシアは再婚し子供にも恵まれており、記憶喪失だと聞かされていましたが、実際にはガーフィールのことを覚えていたようです。
オットー・スーウェンの治政奮闘記4行目
リゼロSSの「オットー・スーウェンの治政奮闘記4行目」において、ガーフィールはさらなる強さを求めて決意を新たにしています。
ガーフィールは、療養中のオットーの部屋を訪れ、プリステラでの出来事について二人で話し合いました。
二人は自身の力量不足を痛感し、さらなる成長が必要だと感じています。
ガーフィールは、エミリア陣営の最強の盾となるべく、その決意を固めました。
プリステラ復興日誌シリーズ
水門都市残留組、プリステラ復興日誌シリーズにおいて、ガーフィールは復興支援のためプリステラに滞在しています。
ここでガーフィールは、再会した母親・リーシアにフレデリカとリューズを引き合わせるため、彼女たちにプリステラへ来るよう手紙を送っています。
しかし、母親が未だ記憶喪失であると認識しているガーフィールは、この決断に迷いも感じていたようです。
ガーフィールの声を担う声優情報
リゼロのアニメシリーズにおいて、ガーフィールの猛々しくも中二病を思わせるキャラクターが見事に表現されています。
彼はスバルたちと協力するように見えつつも妨害し、戦闘を仕掛けるなど、彼の謎めいた一面が際立って描かれていました。
このセクションでは、アニメ『リゼロ』でガーフィールの声を務めた声優を紹介します。
ガーフィールの声優「岡本信彦」
『リゼロ』のアニメにおいて、ガーフィールの役を演じたのは声優の岡本信彦さんです。
岡本信彦さんが表現する、見栄を張りカッコつけるガーフィールは、「違和感がない」「適任」としてリゼロファンから高評価を得ています。
荒々しくも幼さが残る思春期の少年としてのガーフィールを、岡本信彦さんは見事に演じきっています。
岡本信彦の略歴
岡本信彦さんは1986年10月24日生まれで、東京都出身の声優です。
幼い頃からアニメが好きだった岡本さんは、母親が朗読のボランティアをしていたことも影響して、声優を目指すようになりました。
BLCD『追憶のキスを君は奪う』で声優デビューし、その後『N・H・Kにようこそ!』でアニメデビューも果たしました。
岡本信彦さんは将棋が趣味で、アマチュアの3段の段位を持っており、小学生の頃はプロ棋士を目指していました。
また、『ポケットモンスター』シリーズの熱狂的なファンであり、ボードゲームも非常に好むとのことです。
岡本信彦の代表作
岡本信彦さんは、『とある魔術の禁書目録』および『とある科学の超電磁砲』シリーズで一方通行の役を演じ、『青の祓魔師』では奥村燐を担当しました。
また、『鬼滅の刃』では不死川玄弥、『僕のヒーローアカデミア』では爆豪勝己としての声を提供しています。
彼の演技は非常に幅広く、穏やかな役から粗暴なキャラクターや悪役に至るまで、多様なキャラクターを演じています。
特に「とあるシリーズ」での一方通行の演技は、ファンに強く記憶されています。
ガーフィールの人気と評価
『リゼロ』の小説を読んでいたファンにとって、ガーフィールの獣化シーンは大きな関心事でした。
ガーフィールの獣化した姿がどのようにアニメで再現されるかを、多くのファンが心待ちにしていたようです。
特に、ガーフィールとエルザとの激闘シーンには、多くの『リゼロ』ファンが情熱を燃やしている様子が見受けられます。
楽しむかのように人を狩るサイコパスであり、強敵であるエルザに対して、ガーフィールは獣化する前から決して後退しませんでした。
獣化し、虎の形態をとった彼がエルザに致命的な一撃を加えるシーンは、視聴者にとって非常にスリリングで楽しい瞬間でした。
『リゼロ』におけるガーフィールの強さは、獣化だけに留まりません。
地霊の加護を受けることで大地からマナを吸収し、ダメージを回復することが可能です。
この地霊の加護は、マナを用いて攻撃力を増幅させることもできるため、ガーフィールの驚異的な能力には多くの視聴者から驚嘆の声が上がっています。
まとめ
『リゼロ』におけるガーフィールは強欲の使徒であり、非常に強力なキャラクターとして描かれています。
ガーフィールは高い身体能力を持ち、鍛錬によりその強さをさらに高めています。
さらに、獣化と地霊の加護という二つの特異な能力を併せ持つことで、ガーフィールの力は際立っています。
聖域でスバルたちと一時的に敵対するものの、和解後はエミリア陣営の重要な戦力として活躍しています。
グルニカ王国の王選戦は長期戦が予想されますが、エミリア陣営に加わったガーフィールの今後の展開と活躍に多くのファンが注目しています。
